不動産を相続した時の基本ステップをご紹介

相続に関する事は、人生に何度も経験する事ではありません。準備が必要だと思っていても、いざとなると何をしていいか迷うものです。相続の中でも不動産関連は一般的に高額になり、何から手を付けていいのか迷われる方も多いのではないでしょうか。

今回は、不動産を相続した際に押さえておきたい基本的な内容についてご紹介いたします。

・遺言書の有無や相続内容の確認

第一に行うことは、相続人の人数と遺言書の有無についての確認です。それから被相続人の貯金や不動産、自動車や株など有価証券、およびローンなどの借金や税金も確認します。

相続財産について調べたら、相続人で協議を行います。遺言がある場合は遺言に応じて行い、無い場合は、相続財産をどのように分割するのか協議により決めます。

・土地の相続方法について協議する

遺産の中でも、不動産は一般的に高額です。相続人が複数いる場合、相続した不動産をどのように分割するのか重要になってきます。

相続内容についてまとまったら、内容を遺産分割協議書に作成しておいた方が良いでしょう。

・相続登記

相続登記とは、土地の所有者が亡くなり、土地の名義を相続人に変更することを言います。

相続登記の手続きは、特に期限がある訳でもなく、強制ではないですが、のちに不動産を売却したい場合などに備え、変更しておく方が安心です。

・不動産の相続方法にはどんな種類がある?

では土地の相続方法にはどのような方法があるのでしょうか。具体的な相続分割方法について見てきます。

【不動産分割方法について】

・代償分割…相続人のうちの一人が代表して相続し、その分の金額を他の相続人へ支払う方法です。

・換価分割…不動産を売却し、売却益を相続人皆で分割する方法です。

・現物分割…一自動車なら自動車、有価証券なら有価証券などというように、相続財産をそのまま分割する方法を言います。。土地の場合、分筆と言って1つの不動産を複数に分割して登録し、相続する方法も現物分割と呼ばれます。

・相続手続きに掛かる書類や費用

相続税の申告期限は、相続があった事を知った日の翌日から10カ月以内です。相続手続きには複数の書類が必要になります。

10カ月をいうと時間があるように感じますが、戸籍謄本などのように、出生時から必要になる書類もあります。引っ越しなどを繰り返している場合、遠方の市区町村から郵送で取り寄せる必要があり、意外と日数を要します。

また印鑑登録証明は事前に印鑑を作成し、市区町村に印鑑登録を行う必要があります。

早めに準備を始めましょう。

では、相続手続きに必要な書類を見てきましょう。

・被相続人の住民票(死亡時の住所がわかる書類)

・被相続人の出生時からの戸籍謄本

・相続人すべての戸籍謄本

・相続人すべての印鑑証明書

・遺産分割協議書

・登記事項証明書

・固定資産税評価証明書

・遺言書(遺言書がある場合)

以上の書類が必要となります。

・相続税についても覚えておこう

相続とは、資産や借金などを、民法のルールに従い相続人が引き継ぐ事を言います。相続した財産から法定相続額の総額を求め、税額控除を行い、それを実際の相続割合で按分し、各相続人の納付額を計算します。

計算した結果相続税の納付が必要な場合は、納付期限内に申告と納付を行います

まとめ

不動産を相続した場合の基本的な内容について、ご紹介して参りました。

相続財産の中でも不動産は高額なため、分割の仕方についてはトラブルになりやすいです。相続時にはすべての相続人が納得できるよう、きちんと協議しておく必要があります。

人生の中で不動産を相続する機会はあまりありませんが、いざという時に備え、基本的な流れは押さえておきましょう。

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